この記事はアドベンチャーフリーゲーム『リメンバー、メリー!!』を紹介・レビューしています。『リメンバー、メリー!!』はノベルゲームのようなアドベンチャーゲームで攻略するのに1時間もかかりません。東方projectと秘封俱楽部をご存じの方は、是非この短編フリーゲーム『リメンバー、メリー!!』を遊んでみて下さい。

ゲーム内容

ストーリー

蓮台野の結界穴を見つける方法を忘れてしまったメリー。
2時30分のタイムリミットまで走馬灯のごとく記憶を駆け巡る！

https://game.nicovideo.jp/atsumaru/games/gm28037

登場人物

マエリベリー・ハーン（あだ名：メリー）

能力：結界の境目が見える程度の能力

秘封倶楽部（ひふうくらぶ）というオカルトサークルのメンバー。今作ではど忘れして焦るといったお茶目な一面も見せる。

宇佐見　蓮子

能力：星と月から時間と場所を正確に把握できる能力を持つ。（原作では～程度の能力という形で公言されていないので、スキルに近い。）

秘封倶楽部のリーダー的な存在。未知の現象を見ては子供の様にはしゃぐ無邪気で好奇心旺盛な性格。

システム

探索ノベル

過去を思い出す形でストーリーが進行していきます。

思い出すべき物が全て揃った時、新たなストーリーへの道が開けるでしょう。

フリーゲームレビュー

レビューランク『B＋』二次ノベルとしては面白いが、アドベンチャーとするなら完成度を上げられそう。

　蓮子がマリーを引っ張って活動している秘封俱楽部の様子が良く描かれていましたし、プリズムリバー3姉妹とチルノがいるような、幻想郷と一部交わっているのではないかと思わせるシーンも印象的で良かったのですが、攻略した今になっても時間が巻き戻る仕組みの謎が残ったままでしたし、話を選択する時に1つだけ『特に忘れていることは無いと思うけど・・・』と表示されないのでまだ調べることがあるのかと思わせられたりと、多少違和感が残る部分がありもします。

ゲーム評価

ストーリー・登場人物

評価ランク『B』原作必修。

　原作の東方projectオリジナル音楽CD第2作目『蓮台野夜行』～第9作目『旧約酒場』に登場する秘封俱楽部の2人を主役にした、第6作目『東方紅魔郷』第7作目『東方妖々夢』第12.3作目『東方非想天則』の要素も散りばめられているストーリーで、幻想郷にある地名と同じ場所があったり、氷の礫が飛んできた後に子供っぽい声がすることでチルノがいる様に感じさせたりと、現実にいるはずなのに幻想郷と重なってしまった見せ方は、原作を知っていれば知っている程嬉しくなってくるでしょう。

システム

評価ランク『B－』色がついたノベルゲーム。

　全てのストーリーを読むことによって、メリーが忘れていることを思い出すことが出来るようになっているので、全てのストーリーを読み終える前に『・・・もう時間だ！』を選ばない限り、読み進めるだけで攻略できるノベルゲームになっています。

グラフィック

評価ランク『B』突出している部分が無く、バランスが取れている。

　立ち絵も表情の差分があることや、マリーのど忘れした時の焦った描写等の基礎的な部分や、彼岸花や屋敷内部のような各シーンにマッチした背景になっているといった良い部分が目に付くだけで、問題点らしい部分は見当たらないのですが、襲われているシーン等にイラストがあったらより良い物になっていたのは間違いないでしょう。

総評

評価ランク『B－』原作設定だけは知っておこう。

　蓮子は原作に忠実でありながらも、めりーは、原作と同じ雰囲気のキャラクター性でありながらも、ど忘れしている所はコメディ要素が入っている所等、原作との差異や同じ所を見つけられる程面白くなっていくストーリーなので、遊んだことが無いかたは二次創作やWikiなんかを見てから遊ぶと良いでしょう。

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終わらせない。幸せだった頃の面影も。

記載ゲーム

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