『病弱ウサギとマリオネット 〜前編〜』探索型微ホラーアドベンチャーフリーゲーム紹介&レビュー!
この記事は探索アドベンチャーフリーゲーム『病弱ウサギとマリオネット 〜前編〜』を紹介・レビューしています。『病弱ウサギとマリオネット 〜前編〜』はホラー要素を含んでいるストーリー重視のゲームでオリジナル曲も挿入してあります。1~2時間でクリアできてストーリーを楽しめる内容になってますので是非遊んでみてください。
ゲーム内容
ストーリー

過去に紛失した、世界一美しい人形を超えるという目標を持つ天才人形師アベル・ヴィルドラックの息子のレオン・ヴィルドラックは、自身の誕生日パーティーで、父の跡は継がないと宣言し、会場から飛び出してしまう。
だがそれは、レオンが父・アベルを殺すべく用意した過程の1つに過ぎない。
アベルが部屋にやって来た所を殺してしまうつもりだったのだ!
しかし、それはアベルの人形を操る能力にあっさり防がれ、今まで作ってきた失敗作の人形が置いてあるという『哀命館(あいめいかん)』へとレオンを閉じ込めこめてしまう。
自分はどうなったのか、あの能力は何だったのか、疑問の尽きぬまま暗闇の館を彷徨う内に、ある1体の美しい人形と出会う。
登場人物

レオン・ヴィルドラック
人形は好きだが、ヴィルドラック家を継ぐのが嫌で反抗するが、アベルによって哀命館に閉じ込められてしまう。アベルに対して鬱屈とした感情を抱えている。

アベル・ヴィルドラック
冷酷で傲慢なレオンの父親。人を人として見ておらず、レオンのことを後継ぎであるとしか考えていない。人形を操ることができる。

リディア―ヌ・クライレイ
哀命館で出会ったレオンのことを知っている人形。球体関節が無ければ生きている人形と変わらない。ある方との約束だそうだが、何故かレオンの安全を配慮してくれる。
システム

哀命館(あいめいかん)の探索
人形の墓場である哀命館を脱出する為に、館内を探索することになります。
暗闇のまま探索することはできないので、まずは明かりを点けましょう。
館には数々の仕掛けがあるので、解き明かさないと先には進めません。

メニュー画面
所持しているアイテムの確認とセーブをすることが出来ます。
いつでもセーブできるので安心です。
フリーゲームレビュー

評価ランク『B+』完成していれば売っていても不思議ではない。
RPGツクール系のゲームの中ではここまで凝っている物は少ないのではないですし、イラスト・BGM・アニメーションを全てオリジナルで書いていて、投稿者様のこのゲームに懸ける熱量の強さは疑うべくもないのですが、だからこそRPGツクールで作っているのが勿体なく感じてしまいます。
ここまで凝るなら、ツクールを辞めて屋敷のデザインも改良すれば有料ゲームレベルに仕上がるのに本当に惜しいです。
ゲーム評価
ストーリー・登場人物

評価ランク『A-』怖すぎ。
このゲームのジャンルは、サイコホラーに分類した方がいい程微ホラーと呼ぶには怖すぎる内容になっていますが、それぞれの登場人物が生きているかのように演出できていますし、設定からぶれている様子も一切させないのに、機械的にならず、全てに一貫性があって、人形の表現方法が人間らしく表現できています。
システム

評価ランク『B』オリジナルの歌を入れるとは!
ストーリーを重視するあまりか主人公の視界が狭くて操作しずらいので、もう少しプレイヤーに親切にしないと途中であきらめる人がでるかもしれませんが、よくある探索アドベンチャーのシステムと変わりがないので操作方法は理解しやすいのですし、初音ミク(ボーカロイド)に歌わせた歌を挿入している部分やOPアニメーションを入れている所はオリジナリティが光っていて拘りを感じさせます。
グラフィック

評価ランク『B+』イラストは良いが最初が暗い。
レトロでモダンゴシックなデザインのイラストを多数挿入していることで、強い感情を表している部分をより強く表現できていますし、館とは思えない変化する構造がストーリーを最大限に活かしているのでストーリーを重視して捉えると欠点は全くないのですが、1階の明かりを手に入れるまでが暗すぎるのでプレーヤー視点から見ると少し遊びにくく感じてしまいます。
総評

評価ランク『B+(EX『A』)』ストーリー重視というだけはある!
※今回のゲームは通常の評価ランクでは推し量れない為()内に満足度を書いています。
特筆するシステムこそないよくある探索アドベンチャーのシステムですが、オリジナル曲やイラストの数、OPがストーリーを盛り上げるような作りになっていますし、イラストを各所に入れていて、登場人物が生き生きとしているので人形の感情を複雑に表現することができていて登場人物に引き寄せられていきます。
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復讐代行いたします。安心してください、現実には痕跡は残しません。
記載ゲーム
ゲーム名 | 【探索型微ホラーADV】病弱ウサギとマリオネット 〜前編〜 |
投稿者名 | 東雲あいる |
最新バージョン | ニコニコ動画版:不明 ふりーむ版:1.1.1 |
ゲーム投稿日 | ニコニコ動画版:2020-12-28 ふりーむ版:2021-01-09 |
記載時最新更新日 | ニコニコ動画版:2021-03-22 ふりーむ版:2021-05-08 |
ジャンル | 探索型微ホラーADV |
推奨年齢 | 12歳以上(中学生~) |
動作環境 | ニコニコ動画・RPGアツマール |
必要ソフト・ランタイム | なし |
動画投稿の使用許可 | 使用自由 |
ニコニコ動画ゲームページ | https://game.nicovideo.jp/atsumaru/games/gm17736 |
ふりーむゲームページ | https://www.freem.ne.jp/win/game/24755 |
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記事にできるほどの更新内容であればまた投稿させて頂きます。
4 thoughts on “『病弱ウサギとマリオネット 〜前編〜』探索型微ホラーアドベンチャーフリーゲーム紹介&レビュー!”