『ZENO』記憶を失くした2人が真実という名の絶望に迫るアドベンチャーフリーゲーム紹介&レビュー!

 この記事はアドベンチャーフリーゲーム『ZENO』を紹介・レビューしています。『ZENO』はVXACEで作成したゲームをMV移植版にしたマルチエンディングの長編ゲームでバイオレンスやリョナ要素を含んでいます。以前の作品を遊んだことがある方もいるでしょうが何度も遊び倒すことが出来るゲームなのでもう1度遊んでみて下さい。

 この記事はアドベンチャーフリーゲーム『ZENO』を紹介・レビューしています。『ZENO』はVXACEで作成したゲームをMV移植版にしたマルチエンディングの長編ゲームでバイオレンスやリョナ要素を含んでいます。以前の作品を遊んだことがある方もいるでしょうが何度も遊び倒すことが出来るゲームなのでもう1度遊んでみて下さい。

※このゲームは、攻略法が違うリメイク版が発売されていますので、そちらも遊んでみて下さい。

ゲーム内容

ストーリー

引用元:ZENO ゲーム画面

記憶をなくし、謎の場所で目を覚ました天才、前野アキと殺人鬼、継乃ハル。

手錠でつながれた二人はこの場所からの脱出をするために出口を目指す――

https://game.nicovideo.jp/atsumaru/games/gm11692

登場人物

引用元:ZENO ゲーム画面
引用元:ZENO ゲーム画面

前野 アキ』&『継乃 ハル

鍵の閉まった密室に何故か眠っていた男性たち。両者とも記憶を失っており、履歴書に書いてある僅かなことしか自分のことが分からない。

システム

引用元:ZENO ゲーム画面

探索

脱出する為に施設内を探索することになります。

各所にあるヒントを探して上階を目指してみてください。

引用元:ZENO ゲーム画面

謎の人物と難易度

施設を探索していると謎の人物が追い掛けてきます。

捕まればゲームオーバーになるので、ゲーム開始直後に難易度選択で、自分に合った物を選択するといいでしょう。

引用元:ZENO ゲーム画面

エンディング分岐

このゲームは複数のエンディングとゲームオーバーがあります。

ある部分から分岐しているので、セーブは細かく取っておきましょう。

フリーゲームレビュー

引用元:ZENO ゲーム画面

評価ランク『A-』何回も遊びたくなる。

 脱出ゲームなので、本来なら繰り返し遊ぶと飽きてきかねませんが、追い掛け要素のスリルやエンディング分岐に加え、上記の画像のような過去回想のシーンのような、何も知らなければ殺人鬼にもこんな優しい部分もあったと解釈できる、全てを知ってからだと別の感想が浮かんでくる場面が何か所かある、プレイヤーの捉え方によって様々な楽しみ方が出来る人物の心情を深く描いているストーリーになっていることで、クリア後に遊びなおしても面白さを損なうことなく楽しませてくれます。

ゲーム評価

ストーリー・登場人物

引用元:ZENO ゲーム画面

評価ランク『A-』人間故の・・・。

 ストーリーで最も重要になってくる『病気』と『主人公たちの過去』、それらに付随してくる『人間関係』は、いずれも登場人物の感情に大きく結びつく物で、それぞれの性格と生死の絡む危機的状況からかんがみても、とても冷静な判断ができるとは思えないはずなのに、ゲームの進行上では異常が見当たらないので、精神が危うそうな会話があっても狂気的な人間性がクライマックスに至るまで感じにくくなっていて、感情と人間性について考えさせてくれます。

バイオレンスな内容も含んでいますが、その点も人間であるが故の葛藤を表現する上で大事な要素になっているので、その部分も気にせずじっくり見てほしいです。

システム

引用元:ZENO ゲーム画面

評価ランク『B』ストーリー重視。

 謎解きはそれ程無い一見シンプルな内容に、追い掛け要素を加えてある分かりやすい探索主体のシステムが基本になっているのですが、そういった部分よりエンディングの分岐があることがゲームの魅力を数段押し上げています。

ストーリーで色々な展開を描けることは勿論ですが、Dエンドで救いきれなかった人物の心情を裏エンドとも言える条件のEエンドで描いていることがゲームの面白さを増すことが出来ています。

グラフィック

引用元:ZENO ゲーム画面

評価ランク『B』バイオレンスだがバランスが取れている。

 この手のゲームで1番大事になってくるのが、ゲームシステムを阻害せずにストーリーに沿った内容であること、次いで重要なのが、どこまでオリジナリティを出せるかといったことだと思うのですが、このゲームはどちらもクリアできています。

 施設内が広く、分かりやすい構造になっているので逃げやすくなっていますし、血液を使って荒れた施設内は悲劇があった実状を映し出していて、回想と失くした記憶から知ることが出来る過去と照らし合わせながら進むことで、ストーリーを助長させていて、カニバリズムシーンの演出と追い掛け要素に配慮した構成になっています。

総評

引用元:ZENO ゲーム画面

評価ランク『A-』ストーリーの為にゲームがある。

 追い掛け要素のあるゲームシステムもストーリーを盛り上げる為の手段に過ぎないと感じさせる程、どこまでもストーリーを重視したゲームで、人物の感情の機微の表現が上手く、ゲームシステムとの齟齬を感じさせません。

ストーリーを重視しているので謎解きは少ないですが、小説で見たくなる程良く出来たストーリーは、そんな小さなことさえも気にさせない程面白いです。

同じジャンルのお勧めゲーム

引用元:きのこぬん ゲーム画面
ゲーム名ジャンルゲーム投稿日ゲーム最新更新日
きのこぬんホラー脱出アドベンチャー2017-09-092021-06-03
参考:ニコニコ動画・ゲームアツマール

繰り返される悲劇。歩く度に成長するキノコはぬんちゃんを何度も押し潰す!

記載ゲーム

ゲーム名ZENO
投稿者名旨味まづ
最新バージョンニコニコ動画・ゲームアツマール版:不明
ゲーム投稿日ニコニコ動画・ゲームアツマール版:2019-08-02
ゲーム最新更新日ニコニコ動画・ゲームアツマール版:2019-08-13
ジャンルアドベンチャー
推奨年齢15歳以上
動作環境ニコニコ動画・ゲームアツマール
動画投稿の使用許可使用自由
ニコニコ動画・ゲームアツマールゲームページhttps://game.nicovideo.jp/atsumaru/games/gm11692
サークル丸得基地公式ゲームページhttps://maduzudz.wixsite.com/marutoku
参考:ニコニコ動画・ゲームアツマール サークル丸得基地

※記事投稿後にゲームの更新がありましたらコメントに書き込んでください。

記事にできるほどの更新内容であれば更新させて頂きます。

3 thoughts on “『ZENO』記憶を失くした2人が真実という名の絶望に迫るアドベンチャーフリーゲーム紹介&レビュー!

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